2017年1月27日金曜日

ドミンゴ&レヴァイン夢の顔合わせ!《ナブッコ》みどころ

石戸谷結子(音楽評論家)


 華やかなMETライブビューイングのラインナップのなかでも、ひときわ目を引く豪華キャストが、《ナブッコ》だ。なにしろ、MET名誉音楽監督であるレヴァインが指揮し、ドミンゴが主役として登場するからだ。二人はこれまで40年以上にわたって共演してきた息の合ったコンビであり、マエストロ同士の夢の顔合わせだ。ドミンゴは今年76歳をむかえたが、新分野であるバリトンの役柄に積極的に挑み、次々とレパートリーを拡大しており、パワーは全く衰えていない。ナブッコは古代バビロニアの独裁者から狂気に陥り、改心して偉大な王になるという難しい役どころだが、ドミンゴならではの重厚な役作りと深い歌唱に、開幕前から期待が集まった。

《ナブッコ》上映時間確定のご案内

2月4日(土)より公開のヴェルディ《ナブッコ》の上映時間が約3時間3分(休憩1回)に確定いたしました。

詳しいタイムスケジュールはこちらです↓

2017年1月20日金曜日

ステージ一面に輝く光の海!~《遥かなる愛》の魅力

池原麻里子(音楽ジャーナリスト)

 《遥かなる愛》の上演はMET史上、歴史的瞬間であり、絶対に見逃せないと劇場に向かった私を迎えたのは、ステージ一面(オーケストラピットの上にもかかるほど)に青くまばゆく輝く約3万個のLEDライトの海だった!

2017年1月19日木曜日

《遥かなる愛》ニューヨーク現地評のご紹介

 何よりも、この胸に染み入る作品の上演がようやくニューヨークで実現したことに大きな意味がある。METでの出演作の中でも今作が当たり役になったバスバリトンのエリック・オーウェンズは、胸が痛むほど儚げなジョフレを創り上げた。メゾソプラノのタマラ・マムフォードは、まろやかな歌唱と毅然とした演技で、巡礼の旅人を描き出した。ソプラノのスザンナ・フィリップス演じるクレマンスは出で立ちも歌唱も光り輝いていた。心に響く指揮をするマルッキ氏を迎えることができて、本公演はなんと幸運であろう。
―ニューヨーク・タイムズ


2017年1月18日水曜日

《遥かなる愛》上映時間確定のご案内

1月21日(土)より公開の第3作《遥かなる愛》の上映時間が約2時間51分(休憩1回)に確定いたしました。 詳しいタイムスケジュールはこちらです↓


2017年1月17日火曜日

《遥かなる愛》 雑誌 掲載情報


現代屈指の「愛」の名作《遥かなる愛》が待望のMET初演で、1/21(土)~27(金)公開!



本作で数々の賞に輝いた21世紀を代表する女流作曲家カイヤ・サーリアホのインタビューや、約3万個のLEDライトで壮大な「海」を演出した鬼才ロベール・ルパージュのインタビューなど、各紙で《遥かなる愛》が取り上げられました。


ぜひご覧ください。