2017年4月24日月曜日

父と子の宿命のドラマを溢れる音楽で導く《イドメネオ》みどころ

加藤浩子(音楽評論家)

父と子の葛藤と自立。これが《イドメネオ》のテーマである。もちろん恋愛もあるけれど、オペラの核心は「父と息子」だ。
「僕は頭も手も第3幕でいっぱいで、僕自身が第3幕になってしまいそうです」。
《イドメネオ》の作曲が大詰めを迎えていた頃、24歳のモーツアルトは、作曲に没頭していたミュンヘンから、生まれ故郷のザルツブルクにいる父レオポルトにこう書き送った。

《イドメネオ》ニューヨーク現地評のご紹介

5つ!マシュー・ポレンザーニは、題名役の王にふさわしい圧倒的な存在感があった。感情が勇ましく高ぶる場面でも、深く思いに沈む場面でも彼の声には説得力がある。アリス・クートは気品のある情熱を溢れ出させていた。
Financial Times

2017年4月21日金曜日

2017-18 新シーズン・ラインナップ発表!

※日本上映の日程や劇場などの詳細は未定です。決定次第、後日公式HP、メルマガ、チラシ等にてお知らせいたします。












2017-18新シーズンのMETライブビューイング・ラインナップが決定!
《魔笛》《トスカ》などの人気演目に加え、待望の新演出、MET初演の話題作など心躍る多彩な10演目が登場!どうぞご期待ください!

2017年4月18日火曜日

R・シュトラウス《ばらの騎士》視聴

第10作 R・シュトラウス《ばらの騎士》 新演出     ※4/18更新

上映期間:2017年6月10日(土)~6月16日(金)
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ 演出:ロバート・カーセン
出演:ルネ・フレミング(元師夫人)、エリーナ・ガランチャ(オクタヴィアン)、エリン・モーリー(ゾフィー)、ギュンター・グロイスベック(オックス男爵)、マシュー・ポレンザーニ(歌手)
MET上演日 2017年5月13日 上映時間(予定):4時間20分(休憩2回)


第3幕<三重唱> ルネ・フレミング エリーナ・ガランチャ エリン・モーリー

第2幕<ばらの献呈> エリーナ・ガランチャ エリン・モーリー

第3幕<二重唱> エリーナ・ガランチャ エリン・モーリー

2017年4月14日金曜日

チャイコフスキー《エフゲニー・オネーギン》視聴

第9作 チャイコフスキー《エフゲニー・オネーギン》             ※4/14更新
  
上映期間:2017年5月20日(土)~5月26日(金)
指揮:ロビン・ティチアーティ 演出:デボラ・ワーナー
出演:アンナ・ネトレプコ(タチヤーナ)、ペーター・マッテイ(オネーギン)、アレクセイ・ドルゴフ(レンスキー)、エレーナ・マクシモワ(オリガ)、ステファン・コツァン(グレーミン)
MET上演日 2017年4月22日 上映時間(予定):3時間45分(休憩2回)

第1幕 <手紙の場> アンナ・ネトレプコ 


第2幕 アレクセイ・ドルゴフ 

2017年3月31日金曜日

《椿姫》なんば・名古屋は1日2回上映!東劇は1日3回上映!

4月8日(土)より公開の ヴェルディ《椿姫》、なんばと名古屋は1日2回上映、東劇は1日3回上映です!
お仕事帰りにもご覧いただけます!

●なんばパークスシネマ 10:00 / 18:30
●ミッドランドスクエアシネマ 10:00 / 19:30 
●東劇 11:00 / 15:00 / 18:30
その他の劇場

          (C)Ken Howard/Metropolitan Opera

“真実の愛”という夢の美しさと儚さ《椿姫》みどころ

 
林田直樹(音楽ジャーナリスト・評論家)

「一生に一度は観ておきたいオペラ」はたくさんある。
《椿姫》がその中でも特別だという理由を探すならば、一人の女性の生き様を、内面的に凝縮して描いた作品だからではないだろうか。
オペラがオペラたるゆえん、それは歌や音楽がドラマを重層的に描いていることである。複数の主人公たちが、同格の存在感をもって拮抗しあい、その歌声の全体がダイナミックに動いていくことこそが本来の“オペラらしさ”である。 

2017年3月30日木曜日

《椿姫》上映時間確定のご案内

4月8日(土)より公開のヴェルディ《椿姫》の上映時間が約2時間51分(休憩1回)に確定いたしました。

詳しいタイムスケジュールはこちらです↓

2017年3月24日金曜日

ヴェルディ《椿姫》視聴

第7作 ヴェルディ《椿姫》              ※3/24更新

上映期間:2017年4月8日(土)~4月14日(金)
指揮:二コラ・ルイゾッティ 演出:ヴィリー・デッカー
出演:ソニア・ヨンチェヴァ(ヴィオレッタ・ヴァレリー)、マイケル・ファビアーノ(アルフレード・ジェルモン)、トーマス・ハンプソン(ジョルジョ・ジェルモン)
MET上演日:2017年3月11日 上映時間(予定):2時間45分(休憩1回)

第2幕 〈私を愛して、アルフレード〉ソニア・ヨンチェヴァ、マイケル・ファビアーノ
(リハーサルより)


第3幕 〈さようなら、過ぎ去った日々よ〉ソニア・ヨンチェヴァ(リハーサルより)

2017年3月23日木曜日

モーツァルト《イドメネオ》視聴

第8作 モーツァルト《イドメネオ》          ※3/24更新

上映期間:2017年5月6日(土)~5月12日(金)
     *東劇のみ 5月19日(金)までの2週間上映
指揮:ジェイムズ・レヴァイン 演出:ジャン=ピエール・ポネル
出演:マシュー・ポレンザーニ(イドメネオ)、アリス・クート(イダマンテ)、エルザ・ヴァン・デン・ヒーヴァー(エレットラ)、ネイディーン・シエラ(イリア)
MET上演日:2017年3月25日 上映時間(予定):4時間25分(休憩2回)

第3幕 〈四重唱〉マシュー・ポレンザーニ、アリス・クート、エルザ・ヴァン・デン・ヒーヴァー、ネイディーン・シエラ(リハーサルより)


第2幕 〈海から逃れ〉マシュー・ポレンザーニ(リハーサルより)


第1幕 〈心の中に私は感じる〉エルザ・ヴァン・デン・ヒーヴァー(リハーサルより)


第1幕 〈お父様、お兄様、さようなら〉ネイディーン・シエラ(リハーサルより)

2017年3月10日金曜日

~METの水の精~《ルサルカ》みどころ

堀内修(音楽評論家)

月の輝く夜に、木々に囲まれた湖の畔で、水の精を目撃したことがないだろうか?アンデルセンはきっと見た。ドヴォルザークも。そして悲しい恋の顛末を聞いたに違いない。ボヘミアの現在のドヴォルザーク博物館になっている館は、「ヴィラ・ルサルカ」と呼ばれている。裏手に広がる沼沢は、ドヴォルザークが《ルサルカ》作曲のインスピレーションを得たところという。

《ルサルカ》ニューヨーク現地評のご紹介

 
 主演の可憐なソプラノ、クリスティーヌ・オポライスが率いる最強のキャスト陣。彼女は、艶のある歌声を響かせ、胸が締め付けられるほど繊細な演唱を披露した。おとぎ話「人魚姫」のオペラ版となるこの舞台は、衝撃的とも言えるほど闇のある、官能的なドラマになっている。メアリー・ジマーマンはMETで演出家としての真価を存分に発揮し、マーク・エルダーの指揮は燃え立つような演奏を引き出した。
―New York Times 

2017年3月9日木曜日

《ルサルカ》の上映時間確定のご案内

3月18日(土)より公開のドヴォルザーク《ルサルカ》新演出の上映時間が約3時間53分(休憩2回)に確定いたしました。

詳しいタイムスケジュールはこちらです↓


2017年2月22日水曜日

《ロメオとジュリエット》なんば・名古屋は1日2回上映!

2月25日(土)より公開の グノー《ロメオとジュリエット》、なんば と 名古屋は1日2回上映です!

●なんばパークスシネマ 10:00/18:30
●ミッドランドスクエアシネマ 10:00/18:00
●東劇 11:00/15:00/19:00
その他の劇場


2017年2月16日木曜日

《ロメオとジュリエット》ニューヨーク現地評のご紹介

カリスマ性を持つエキサイティングな主演二人は役に成りきり 、燃えるような官能性と情熱的なリリシズムに満ちた演唱でお互いを焚きつけた。二人の熱演は、期待を裏切らないジャナンドレア・ノセダ氏の、繊細で陰影に富んだエネルギッシュな指揮に後押しされた。
―ニューヨーク・タイムズ

ダムラウ&グリゴーロの「愛の二重唱」は必見!《ロメオとジュリエット》みどころ

小沼純一(音楽・文芸批評家

 芝居はもちろん、映画にもバレエにもなっている「超」有名な物語。シェイクスピアの原作をなぞりながらもわずかに改変も施されていて、そんなところにもおもしろみがあるのがこのグノーのオペラだ。

 注目の第一は、ディアナ・ダムラウとヴィットーリオ・グリゴーロのゴールデンコンビによる「愛の二重唱」がふんだんに盛りこまれていることだ。澄んでいながら安定感のあるダムラウ、ふぁっと開いた花を想わせるグリゴーロ。おなじ「愛の二重唱」でも、第1と第2、第4と第5の幕でそれぞれの内容も曲調も当然違い、それらを正確に歌いわける声、そして演戯は、この《ロメオとジュリエット》の舞台でこそ。

2017年2月10日金曜日

《ロメオとジュリエット》の上映時間確定のご案内

2月25日(土)より公開のグノー《ロメオとジュリエット》の上映時間が約3時間15分(休憩1回)に確定いたしました。

詳しいタイムスケジュールはこちらです↓

2017年2月9日木曜日

なんばパークスシネマ 《ロメオとジュリエット》解説付き上映開催!

《ロメオとジュリエット》
【大阪】なんばパークスシネマにて、オペラ研究家の岸純信さんによる、グノーの傑作《ロメオとジュリエット》の解説付き上映の開催が決定いたしました!

文豪シェイクスピアが遺した世紀の悲恋物語を、最高の人気と実力を誇るD・ダムラウ、情熱的な演唱と華やかなルックスが魅力のV・グリゴーロの二大スターでお届け!

渡辺謙が出演し話題となったブロードウェイミュージカル「王様と私」で、トニー賞を受賞したB・シャーの壮麗かつスケールの大きい演出も見逃せません。

オペラってちょっと難しそう・・・

そんな皆様にこそおすすめの今回の解説付き上映!知れば10倍おもしろい!オペラの世界をさらに堪能できること間違いなしです♪
お誘いあわせの上、ぜひご来場ください。


◆日時:3月2日(木)10:00~
◆会場:なんばパークスシネマ
大阪市浪速区難波中2-10-70 なんばパークス8F/TEL:06-6643-3215

◆料金:1作品 一般 3,600円(税込) 学生 2,500円(税込) 
 ※お得な特別鑑賞券3枚セット、リピーター割引もご利用いただけます。
 ※特別興行につき、各種招待券、各種福利厚生券、株主招待券、割引クーポンはご利用いただけません。


◆発売日:
・ネット販売(Parks Cinema Members会員)…2/27(月) 17:00~
・ネット販売(非会員)…2/27(月) 21:00~
・窓口販売(会員・非会員)…2/28(火) 劇場オープン時~
※特別鑑賞券をお持ちのお客様は、劇場窓口で座席指定券との引き換えが必要です。
インターネットでは特別鑑賞券をご利用いただくことはできません

◆登壇者:岸純信(オペラ研究家)
各種の音楽雑誌、新聞、公演プログラム等への寄稿、およびCD・DVDの曲目解説を多数行う。テレビ、ラジオのオペラ関連番組にもたびたび出演。大阪大学外国語学部非常勤講師(オペラ史)。

※解説は約20分の予定で、上映終了時間が遅くなる可能性がございます。
※解説が中止になった場合も上映は行い、払戻しはいたしませんので予めご了承ください。

2017年2月8日水曜日

MET関連講座が続々開講!

下記カルチャーセンターにて、METライブビューイング関連講座が開催されます。
受講すれば、METライブビューイングを見る楽しみが倍増すること間違いなし!
ぜひチェックしてみてください♪


ドヴォルザーク《ルサルカ》


2017年1月27日金曜日

ドミンゴ&レヴァイン夢の顔合わせ!《ナブッコ》みどころ

石戸谷結子(音楽評論家)


 華やかなMETライブビューイングのラインナップのなかでも、ひときわ目を引く豪華キャストが、《ナブッコ》だ。なにしろ、MET名誉音楽監督であるレヴァインが指揮し、ドミンゴが主役として登場するからだ。二人はこれまで40年以上にわたって共演してきた息の合ったコンビであり、マエストロ同士の夢の顔合わせだ。ドミンゴは今年76歳をむかえたが、新分野であるバリトンの役柄に積極的に挑み、次々とレパートリーを拡大しており、パワーは全く衰えていない。ナブッコは古代バビロニアの独裁者から狂気に陥り、改心して偉大な王になるという難しい役どころだが、ドミンゴならではの重厚な役作りと深い歌唱に、開幕前から期待が集まった。

《ナブッコ》上映時間確定のご案内

2月4日(土)より公開のヴェルディ《ナブッコ》の上映時間が約3時間3分(休憩1回)に確定いたしました。

詳しいタイムスケジュールはこちらです↓

2017年1月20日金曜日

ステージ一面に輝く光の海!~《遥かなる愛》の魅力

池原麻里子(音楽ジャーナリスト)

 《遥かなる愛》の上演はMET史上、歴史的瞬間であり、絶対に見逃せないと劇場に向かった私を迎えたのは、ステージ一面(オーケストラピットの上にもかかるほど)に青くまばゆく輝く約3万個のLEDライトの海だった!

2017年1月19日木曜日

《遥かなる愛》ニューヨーク現地評のご紹介

 何よりも、この胸に染み入る作品の上演がようやくニューヨークで実現したことに大きな意味がある。METでの出演作の中でも今作が当たり役になったバスバリトンのエリック・オーウェンズは、胸が痛むほど儚げなジョフレを創り上げた。メゾソプラノのタマラ・マムフォードは、まろやかな歌唱と毅然とした演技で、巡礼の旅人を描き出した。ソプラノのスザンナ・フィリップス演じるクレマンスは出で立ちも歌唱も光り輝いていた。心に響く指揮をするマルッキ氏を迎えることができて、本公演はなんと幸運であろう。
―ニューヨーク・タイムズ


2017年1月18日水曜日

《遥かなる愛》上映時間確定のご案内

1月21日(土)より公開の第3作《遥かなる愛》の上映時間が約2時間51分(休憩1回)に確定いたしました。 詳しいタイムスケジュールはこちらです↓


2017年1月17日火曜日

《遥かなる愛》 雑誌 掲載情報


現代屈指の「愛」の名作《遥かなる愛》が待望のMET初演で、1/21(土)~27(金)公開!



本作で数々の賞に輝いた21世紀を代表する女流作曲家カイヤ・サーリアホのインタビューや、約3万個のLEDライトで壮大な「海」を演出した鬼才ロベール・ルパージュのインタビューなど、各紙で《遥かなる愛》が取り上げられました。


ぜひご覧ください。