2016年11月30日水曜日

《ドン・ジョヴァンニ》名古屋・なんば は1日2回上映!


12/3(土)より上映のモーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》、名古屋・なんば は1日2回上映です!

10:00~/19:00~

10:00~/18:30~

会社帰りに、オペラデビューいかがでしょう♪



(C) Marty Sohl/Metropolitan Opera 

2016年11月19日土曜日

天下のプレイボーイの華麗なる没落~《ドン・ジョヴァンニ》の魅力

加藤浩子(音楽評論家)

 《ドン・ジョヴァンニ》のタイトルロールは、オペラ史上もっとも魅力的な主人公のひとりだ。従僕のレポレッロが歌う有名なアリア〈カタログの歌〉によれば、なんと2000人以上の女性をものにしたというこのスペインの貴族は、オペラのなかで没落する。人を殺し、口説きに失敗し、彼に恨みを抱く女性たち(とそのパートナー)に追い回されて。

2016年11月18日金曜日

《ドン・ジョヴァンニ》上映時間確定のご案内

12月3日(土)より公開の第2作《ドン・ジョヴァンニの上映時間が約3時間31分(休憩1回)に確定いたしました。

詳しいタイムスケジュールはこちらです↓

2016年11月17日木曜日

《ドン・ジョヴァンニ》ニューヨーク現地評のご紹介


みなに愛される英国人バリトン、サイモン・キーンリーサイドが、しなやかで巧みな身のこなしのドン・ジョヴァンニとして戻ってきたことが最高のニュースだ。
The Guardian

モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》視聴

第2作 モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》                            ※10/26更新

上映期間:2016年12月3日(土)~12月9日(金)
指揮:ファビオ・ルイージ 演出:マイケル・グランデージ
出演:サイモン・キーンリーサイド(ドン・ジョヴァン_)、ヒブラ・ゲルツマーヴァ(ドンナ・アンナ)、マリン・ビストラム(ドンナ・エルヴィーラ)、セレーナ・マルフィ(ツェルリーナ)、ポール・アップルビー(ドン・オッターヴィオ)、アダム・プラヘトカ(レポレッロ)
MET上演日:2016年10月22日 上映時間(予定):3時間31分(休憩1回)

《ドン・ジョヴァンニ》予告映像

第1幕 〈お手をどうぞ〉サイモン・キーンリーサイド、セレーナ・マルフィ(リハーサルより)

第1幕 〈ドンナ・アンナのアリア〉ヒブラ・ゲルツマーヴァ(リハーサルより)

第1幕 〈カタログの歌〉アダム・プラヘトカ(リハーサルより)

2016年11月16日水曜日

横浜ブルク13・MOVIX柏の葉 《ドン・ジョヴァンニ》解説付き上映開催!

モーツァルト≪ドン・ジョヴァンニ≫
知れば知るほど、オペラは面白い!

横浜ブルク13MOVIX柏の葉では、音楽評論家の奥田佳道さんに、モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》の魅力をお話しいただく解説付き上映を開催いたします。

伝説のプレイボーイ「ドン・ファン」の没落を優雅にして劇的な音楽で描くモーツァルトの大傑作!
天才作曲家モーツァルトの大人気オペラ《ドン・ジョヴァンニ》をさらに楽しむためのポイントなど、興味深いオペラのお話を存分に語っていただきます!

この機会にご家族やお友達と参加してみるのはいかがでしょうか。
皆様のご来場お待ちしております♪

2016年11月15日火曜日

《ドン・ジョヴァンニ》キャスト変更のお知らせ

《ドン・ジョヴァンニ》にてドン・オッターヴィオ役で出演予定だったロランド・ビリャソンが健康上の理由で、全公演より降板となりました。代わりに、ポール・アップルビー(Paul Appleby)が代役を務めます。ご了承ください。

ポール・アップルビー(テノール)

METのリンデマン・ヤング・アーティスト育成プログラム卒業後、2011年、R・シュトラウス《ナクソス島のアリアドネ》ブリゲッラ役でMETデビュー。
ライブビューイングでは、11-12《エンチャンテッド・アイランド 魔法の島》ディミトリウス役、12-13《トロイアの人々》ヒュラス役、14-15《ニュルンベルクのマイスタージンガー》ダフィト役などに出演。
昨シーズンはレヴァイン指揮《後宮からの誘拐》ベルモンテ役を演じるなど、METの多くの舞台で活躍している期待の新星テノール。

2016年11月14日月曜日

METライブビューイング初!“みんなでオペラ”キャンペーン開催!

METライブビューイング2016-17 《ばらの騎士》
METライブビューイング初!
「“みんなでオペラ”キャンペーン」!

一般料金:3600円の作品に10名様以上の団体でご来場いただいたお客様には、ご来場者全員の当日鑑賞料金が500円割引になるうれしいキャンペーンを開催します!

複数人で鑑賞して互いの感想を語り合い、感動を共有し合うのもオペラの楽しみや造詣を深められるオペラ鑑賞の醍醐味のひとつです。

オペラ仲間の輪が広がる「“みんなでオペラ”キャンペーン」!
ぜひこの機会にご家族やご友人、たくさんの方を誘って映画館にご来場ください。


2016年11月13日日曜日

芸術の秋♪ MET関連講座が続々!

この秋、下記カルチャーセンターにて、METライブビューイング関連講座が開催されます。
受講すれば、METライブビューイングを見る楽しみが倍増すること間違いなし!
ぜひチェックしてみてください♪

《トリスタンとイゾルデ》
《ドン・ジョヴァンニ》

2016年11月12日土曜日

2016-17シーズン10作制覇&3作制覇キャンペーン!

大好評につき今年も開催!全10作制覇&3作制覇キャンペーン
METライブビューイング2016-17全10作品をご覧いただくと、もれなくもらえる&抽選で豪華賞品が当たるキャンペーンを実施いたします。
今年はそれに加えてシーズン途中からでも3作品をご覧いただくとご応募いただけるキャンペーンも開催いたします。


2016年11月11日金曜日

METバックステージツアー付き観劇チケット 当選者 現地レポート②




1.現地のメトロポリタン歌劇場【MET】の印象

前日にNY1日観光で車窓の中からでしたが、場所の確認と説明を受けていたので当日はホテルより安心して徒歩にて会場入りできました。

《トリスタンとイゾルデ》の幕が建物に大きく掛けられており胸が高まりました。シャンデリアと赤が基調の管内は重圧感がありとても素敵でした。

正面入り口前の噴水や建物の前も記念撮影している人やジュリアードのバレエの生徒さんなのでしょうか、若い学生さん風の方が飲み物片手にそれぞれ寛いでいたりハレと日常が調和している感じでした。会場は、地元のお知り合いが多いのかあちこちでハグとキスの嵐でした。ご年配の方のおしゃれも素敵でした。



2.バックステージツアー


会場・衣装制作室・動物の出入り口・大道具・小道具など興味深い説明と共に案内していただきました。

どのスタッフさんも忙しい最中でも気さくに声をかけてくれたり質問に答えてくれたりとても有意義な時間でした。膨大な衣装には全てラベルがつけられており、今までの演目や歌手のかたの名前など記載されていてどこに何が保管されているのか把握されているそうです。

沢山の大道具等はコンテナ千個単位でニュージャージ州にて保管されてるそうです。

鬘はその歌手の頭の型をとることからはじまり、人毛で制作されておりお手入れも人の美容室を同じ扱いをしているとのことでした。止めどもなく羅列してしまいましたが、驚きと感嘆の連続であっという間の2時間でした。


3.《トリスタンとイゾルデ》の感想

あらすじを予習してからの鑑賞でしたので、新演出でも英語字幕でもなんとかなりました。

それぐらい斬新で新鮮な演出でした。

音楽の重圧さに究極の愛が切なかったです。


4.本公演をご覧になって改めて感じる、スクリーンで観る「METライブビューイング」ならではの魅力

いつもライブビューイングでしか鑑賞したことがなかったので、あらためてその行き届いている感に魅力を感じています。全体が見渡せること、表情や見どころが余すところなく披露してもらいえること。何よりも演奏しているところや指揮者はライブビューイングだからこそ観られます。出演者のインタビューも毎回とても楽しみです。

今シーズンも全作鑑賞予定です。



6.その他印象に残ったエピソード


10月8日の鑑賞でしたが、会場内はかなり冷房が効いています。ストール等があったほうがいいです。夫はジャケットの下にベストを着ていて丁度良かったそうです。

3泊延泊してNYの街を堪能しました。エネルギーとパワーにあふれた街です。たくさんの親切も受けました。

当選された方は、ぜひ臆せずMETでのオペラを体感されてくださいませ。

貴重な経験を授けてくださった関係者みなさまに深謝しております。










2016年11月10日木曜日

METバックステージツアー付き観劇チケット 当選者 現地レポート①

 1.現地のメトロポリタン歌劇場【MET】の印象

赤い絨毯に、煌めく星々のようなシャンデリア、黄金の花びらが広がる天井と、とても豪華で大規模な歌劇場。幕間に、バーコーナーでワイングラスを傾けているお洒落な装いの人々もいらして、心華やぐ世界でした。ドレスアップした格好いい人々を眺めるのも楽しかったし、自分自身もお洒落して、非日常感を満喫。もっともカジュアルな格好の人々もかなりいて、気軽にライブでオペラを楽しめること自体、なんて最高の贅沢!思わず、ニューヨークに移住したくなったほどです。

歌劇場の中には、スターが着た豪華な衣装の数々、地下には大スターの舞台写真、シャガールがデザインした舞台衣装の絵などが展示され、時間を持て余すこともありません。



入口から入って右側には、チケット売り場の奥にショップがあって、そのクラシック音楽、オペラのCDDVD・ブルーレイの品揃えの豊富さにはびっくり!お土産にぴったりのグッズもあり。もちろん、オンラインでも購入できますが、あれこれ見ながら買える楽しみを味わえました。

入口から入って左側では、ちょうど期間限定でオペラ《トリスタントとイゾルデ》にちなんだ展覧会、Elizabeth Peytonの<Tristan und Isolde>が開催されていて、舞台鑑賞の後に立ち寄りました。中世を舞台としたトリスタン伝説の中に出てくる、ヤング・トリスタンを題材とした映像作品が、とても印象的でした。



2.バックステージツアー
日本語による丁寧な解説を聞きながら、たっぷり一時間半。とても充実したツアーでした。一緒に参加した友人とともに大満足!今回、バックステージツアーに参加したことで、メトロポリタン・オペラを見るのがますます楽しみになりました。

大道具、小道具、衣装、かつら制作・メンテナンス室。ちょうどリハーサルが行われている部屋を、ドアの外から覗くこともできました。本物そっくりな岩、ウィリアム・テルの弓、スター歌手の名前と時期のタグが、いくつも着けられた豪華な衣装も、いまだに忘れられません。衣装もかつらも、出演者にぴったりのサイズが必要なので、かつら担当の方によれば、かつらは毎年二千以上の数が作られるとか!洗ってセットも必要なので、とても忙しそうでした。

舞台裏では、前日、鑑賞したばかりのオペラ《ドン・ジョヴァンニ》の大道具のセットがスタンバイされていて、一緒に舞台を見た友人とともに感動しきり。憧れのスター歌手の楽屋の中、そして、衣装がぎっしり並ぶ廊下を歩いたことも、なかなか得難い体験でした。歌劇場の裏側が、これほど広くて、いろんな部屋があるのに驚きました。



ところで、観客席は、立ち見席を含めて4000人収容の大規模さ!その各席の見やすい位置に字幕の機械が取り付けられているとか。将来、日本語字幕が出る機械が取り付けられるといいのですが・・・。

この規模で、マイク無しの生歌で声を奥まで響かせる歌手の実力って凄いものがありますが、音響効果を高めるために、使用木材や工法にもこだわりがあるとか。メトロポリタン・オペラは1883年に設立されましたが、旧劇場から場所を移して1966年に完成したこの劇場。劇場の建築自体が凄いことにも感心しました。




3.《トリスタンとイゾルデ》の感想

《トリスタンとイゾルデ》の公演も、非常に素晴らしくて最高でした!!ニーナ・ステンメには、前シーズンの《エレクトラ》で、次元を超絶しちゃった感のある凄い歌声に感動させられましたが、今回のイゾルデ役の歌声も、比類なき美しさ。表現力も豊かで、サイモン・ラトル指揮の素晴らしすぎる演奏とあいまって、今も頭の中でリフレインしてしまうほどです。劇場入口前に、ニーナ・ステンメのポートレートとともに、<THE VOICE MUST BE HEARD>と書かれたポスターがありましたが、まさに今、聴いておくべき歌声だと思いました。


トリスタン役のスチュアート・スケルトン、マルケ王役のルネ・パーペも素敵だったし、待女ブランゲーネ役のエカテリーナ・グバノヴァなど、すべての歌手が完璧!という感じでした。

幕間に、先ほどのワーグナーのメロディを鼻歌で歌いながら廊下を歩いている年配の男性とすれ違ったときには、「この気持ちわかる、わかる~!」と、友人と顔を見合わせて共感。この公演のCD発売が楽しみでなりません。

友人も、この舞台を鑑賞して、はじめてワーグナーの曲の素晴らしさが判ったと興奮しきりでした。

マリウシュ・トレリンスキの新演出は、舞台を現代に置き換え、目新しさ満載の舞台でした。

主人公の心情を投影しているのであろうプロジェクション・マッピングの映像や、さまざまな暗喩が散りばめられ、その謎解きの面白さもあり。休憩を含めて5時間もの大作でしたが、まったく飽きることがなく、夢のようなひとときでした。


4.その他印象に残ったエピソード

ニューヨークのメトロポリタン・オペラ歌劇場へは、今回で二回目です。一回目は私の両親とともに。今回は、ニューヨークもオペラも初めての友人とともに訪れ、当選した《トリスタンとイゾルデ》ライブビューイング撮影公演と、《ドン・ジョヴァンニ》の夜の公演を鑑賞しました。

友人は、ニューヨークを訪れてみて、すっかりニューヨーク好きになり、又、充実したバックステージツアーに参加し、素晴らしい公演を堪能したことで、メトロポリタン・オペラのファンになりました!

オペラ好きの私の父は現在闘病中ですが、また一緒にニューヨークのメトロポリタン・オペラ歌劇場に行くのを励みにしています。

再び、ニューヨークのメトロポリタン・オペラ歌劇場を訪れることを夢みつつ、これからもライブビューイングを楽しんでいきたいと思います。