2016年5月27日金曜日

《エレクトラ》ニューヨーク現地評のご紹介

 現代のオペラ演出の金字塔。才気煥発なエサ=ペッカ・サロネンの指揮のもと繰り広げられる、たぎるような激しさと、心理的に深い洞察、そして真に演劇的な独創性にあふれた舞台は、まさに驚きの連続である。そして、内なる炎を燃やすソプラノ、ニーナ・ステンメが歌うタイトルロールを筆頭に素晴らしいキャスト陣が集結した。
The New York Times

 身動きできないほど、胸が締めつけられる舞台・・・100分間ノンストップの激情が、オペラ史上最も壮絶な虐殺で幕を閉じる。Huffington Post


 演出のパトリス・シェローは、クエンティン・タランティーノが追い求めるような、死をもたらす閉塞感を、舞台上に見事に生み出した。指揮のエサ=ペッカ・サロネンは、METの壮麗なオーケストラから、画家カラヴァッジョを髣髴とするような多彩な光と影、そして毒々しいスミレ色を引き出した。New York Magazine


 壮麗かつ、衝撃的。
New York Observer

 圧倒的な歌唱力と激情…偉大なニーナ・ステンメは、疲れを知らないパワーで歌い上げた。非の打ちどころのない満点。Financial Times



写真(C)Marty Sohl/Metropolitan Opera