2016年2月18日木曜日

《マノン・レスコー》キャスト変更のお知らせ

《マノン・レスコー》にてデ・グリュー役で出演予定だったヨナス・カウフマンが健康上の理由で、全公演より降板となりました。代わりに、ロベルト・アラーニャが代役を務めます。ご了承ください。

ロベルト・アラーニャ(テノール)
©Jean Marc Lubrano


1996年《ラ・ボエーム》のロドルフォでMETデビュー。以来《愛の妙薬》ネモリーノ、《ファウスト》題名役など多数の役を歌って成功を収め、09-10《カルメン》、13-14《トスカ》などライブビューイングでも多くの名演を残す。リリックな役から徐々にドラマティックな役も手中にしつつある世界的なスター・テノール。フランス生まれ。アラーニャは、今回の代役で《マノン・レスコー》のデ・グリュー役という大役に初めて挑むことになる。

2016年2月17日水曜日

METでしか味わえない豪華な舞台!《トゥーランドット》みどころ

國土潤一(音楽評論家)

  プッチーニの最高傑作である《トゥーランドット》は、彼の65年の生涯の最後の、しかも未完の作品である。 
喉頭癌の治療のためにブリュッセルに出発した彼は、病による苦痛からこのように語った。「私のオペラは、未完のままで上演されることになるだろう。その際には、誰かが舞台の上で、観客に対してこう告げるだろう。-ここの所で作曲者は死にました、と。」果たして不幸なことに、この予言は現実のものとなった。 

《トゥーランドット》上映時間確定のご案内

2月27日(土)より公開の第6《トゥーランドットの上映時間が約3時間16分(休憩2回含む)に確定いたしました。

詳しいタイムスケジュールはこちらです↓

2016年2月16日火曜日

横浜ブルク13 《トゥーランドット》解説付き上映開催!

プッチーニ《トゥーランドット》
オペラが初めてでも安心!
人気演目を解説付きで楽しめます。

横浜ブルク13にて、音楽評論家の奥田佳道さんによる、プッチーニ《トゥーランドット》の解説付き上映の開催が決定いたしました。

大人気アリア〈誰も寝てはならぬ〉は、フィギュアスケートやCMでもおなじみ!
壮大なスケール感と涙を誘う旋律が同居するプッチーニの名作を映画館の大スクリーンでご堪能いただけます。

オペラが初めて、という方もこの解説付き上映なら豪華絢爛でスペクタクルな《トゥーランドット》の舞台を何倍もお楽しみいただけること間違いなし!

ご夫婦やお友達同士でこの機会にオペラデビューしてみませんか?
ご来場お待ちしております♪


◆日時:2月29日(月) 11:00~(解説25分、本編3時間20分予定)

◆会場:横浜ブルク13
神奈川県横浜市中区桜木町1丁目1-7 TOCみなとみらい6F
 TEL:045-222-6222

◆料金:1作品 一般 3,600円(税込) 学生 2,500円(税込) 
 ※窓口のみお得な特別鑑賞券3枚セット、リピーター割引もご利用いただけます。

◆発売日:
・ネット販売・・・KINEZO EXPRESSにて2/5(金)24:00(2/6 0:00)~
・窓口販売・・・2/6(土)劇場オープン時~
※特別鑑賞券をお持ちのお客様は、劇場窓口で座席指定券との引き換えが必要です。
インターネットでは特別鑑賞券をご利用いただくことはできません

解説者:奥田佳道(音楽評論家)
著書・共著に「オペラガイド130選」(成美堂出版)「これがヴァイオリンの銘器だ」(音楽之友社)など。これまでにNHK、日本テレビ、テレビ東京、WOWOW等の音楽番組に出演。NHK-FM「オペラ・ファンタスティカ」ナビゲーターのひとり。「ラジオ深夜便・奥田佳道のクラシックの遺伝子」に出演中。

《トゥーランドット》新宿ピカデリー・なんばパークスは1日2回上映!

2月27日(土)~3月4日(金)上映の《トゥーランドット》、新宿ピカデリー・なんばパークスシネマでは下記のとおり1日2回上映となります:

新宿ピカデリー ①10:00 ②14:00

なんばパークスシネマ ①13:00 ②18:30

ランチからの絢爛豪華なオペラの世界、あるいは、オペラからのアフターディナーなど、ぜひ皆様お誘いあわせのうえ、「オペラな1日」をお楽しみください♪


2016年2月15日月曜日

プッチーニ《トゥーランドット》視聴


6 プッチーニ《トゥーランドット》
上映期間:227日(土)~34日(金)
指揮:パオロ・カリニャーニ 演出:フランコ・ゼフィレッリ
出演:ニーナ・ステンメ(トゥーランドット)、アニータ・ハーティッグ(リュー)、マルコ・ベルティ(カラフ)、アレクサンダー・ツィムバリュク(ティムール)
MET上演日:2016130日 上映時間:3時間16分


予告編

2016年2月14日日曜日

「オペラは生涯のもの」ドナルド・キーン先生インタビュー

 今シーズンで10周年を迎えたMETライブビューイング。大のオペラファンでいらっしゃる、日本文学研究者のドナルド・キーン先生に、オペラやMETの魅力についてお伺いしました。


●キーン先生とオペラの出会い
 キーン先生が初めてオペラを観たのは15歳の時。野外劇場での《カルメン》でした。
 「これは最初のオペラとして見事でした。話はおもしろいし、音楽も素晴らしい。どんな映画よりも私にとって劇的でした。それは新しい、私が知っていた芝居とはちがうものでした。だからもっともっと見たいと思いました。」と当時のことを振り返ります。
 16歳の時には、初めてMETで《オルフェオとエウリディーチェ》を観て、その舞台の美しさに感動。18歳にはMETの会員になり、それ以来70年以上にわたり、ニューヨークの現地公演やMETライブビューイングで、メトロポリタン・オペラを楽しんでいます。