2012年12月5日水曜日

假屋崎省吾さんスペシャルトーク レポート

本日、華道家・假屋崎省吾さんによるスペシャルトーク「Met と Met の“美”を語る」が東京都美術館・講堂にて開催されました。


華道のみならず、美術やクラシック音楽、演劇等にも精通し、現地ニューヨークのメトロポリタン美術館とメトロポリタン歌劇場、両方のMetに足を運ばれたことのある假屋崎さんならではの視点で、楽しいエピソードを挟みながらの、大盛況のトークショーとなりました。

まず、メトロポリタン美術館の建物そのものが芸術性に優れている点について、また、大きな生け花がいくつも飾られている現地のエントランスロビーの美しさを絶賛されました。そして、今回の東京での展覧会の作品の中で、華道家の観点から、華麗な花の絵画や工芸品の構図や活け方、色彩について興味深いお話をして頂きました。そして、「実際に実物の絵画」を鑑賞して、本やTVで観るのとはまた違った感動を感じることの大切さについて語られたことも印象的でした。

次いで、メトロポリタン歌劇場の現地を訪れた感想として、外観の煌びやかさ、ロビーのシャガールの壁画、劇場内のシャンデリア、金箔の天井、客席など、絢爛豪華な劇場空間の魅力を語られました。


大のオペラファンとして有名で、「METライブビューイング」もご覧いただいている假屋崎さん。

オペラを好きになるきっかけは、「学生時代、フランツ・リストの『リゴレット・パラフレーズ』を聴いたこと」で、今シーズンの新演出《リゴレット》は大注目で見逃せないとのこと。「生のオペラに比べてお手頃価格で、素晴らしい芸術に触れることができるMETライブビューイング、今シーズンの作品も、もし時間が許せば、全部観たいです」と熱く語っていただいた1時間でした!

ご来場のみなさま、ありがとうございました。

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